レプトスピラ症とは?どんな病気?症状は?
レプトスピラ症(Leptospirosis)は、レプトスピラ属(Leptospira)という細菌によって引き起こされる感染症です。世界中で発生し、特に熱帯・亜熱帯地域で多いようです。
日本でも、1970年代前半までは年間50名以上の死亡例が報告されていたのだとか。近年でも沖縄などで散発的な発生があったようですが、今年の猛暑では他の地域での発症もあり得そうですね💦
レプトスピラ症、ワンちゃんがかかる病名で聞いたことがある!
犬の場合も黄疸が出たり、重症だと命に関わることもあるんだって…
感染は主に汚染された水や土壌、動物の尿と接触することで起こります。感染は人間だけでなく、動物にも影響を及ぼす人獣共通感染症です。
初期症状は、発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、悪寒、結膜充血など、インフルエンザに似た症状が現れます。発熱は38℃以上になることが多いようです。
風邪のひきはじめにも似ているから、見逃しやすいかも💦
感染が重症化すると、黄疸(皮膚や目が黄色くなる)、腎臓や肝臓の損傷、出血、呼吸困難、髄膜炎などが発生することがあります。重篤な場合、命に関わることもあります。
レプトスピラ症の感染経路は?
レプトスピラ症は、レプトスピラに汚染された水や土壌と接触することによって感染します。特に洪水の後や水辺での活動でリスクが高まるようです。
また動物の尿を介しても感染するため、特に野生動物や家畜との接触には注意が必要です。
ネズミやイノシシといった野生動物、牛、馬、豚などの家畜からも広がるらしいよ。
レプトスピラ症の潜伏期間は?
レプトスピラ症の潜伏期間は5日~14日と言われます。
5 ~14 日間の潜伏期を経て、発熱、悪寒、頭痛、筋痛、腹痛、結膜充血などが生じやすいようです。
また黄疸の出現や出血傾向は4〜6病日以降に増強するのだとか。
症状の変化とともに、発症前にどこに出かけどう過ごしていたかも重要な手がかりだね。
レプトスピラ症の治療方法は?
レプストラ症は、抗生物質による治療が有効のようです。早期に治療を開始すれば、重症化を防ぐことが期待できます。
軽~中等度のレプトスピラ症の場合には、ドキシサイクリンという錠剤の服用が勧められているそうです。重度の症状の場合は一般にペニシリンによる治療が行われるのだそうですよ❣️
レプストラ症の予防は?
:レプストラ汚染が疑われる水や土壌との接触を避けることが重要です。とくに大雨や洪水があった後の河川には、不用意に入水しないことが大切ですね。
西表島でのカヌーの後に感染した例では、かかった男性が『川の水を飲んだ』と話していたそうです。
どんなにキレイに見えても、川や河川を流れる水は、細菌やウイルスの他、有害な化学物質を含んでいる危険性があります。
「水が透明だったら飲める」って思う人、案外多いみたいだから、注意しなくちゃ💦
菌やウイルスが体内に侵入するには、経口的に摂取する以外に、傷口からの侵入もあります。岩場も多い河川では思いがけず怪我をするリスクも大きいです。
また日焼けも紫外線による火傷であり、人によっては短時間で水疱やただれが生じることもあります。
私は日焼け止めを何度も塗って、ラッシュガードを着ても、後からヒリヒリしちゃう💦
川遊びの際は、できるだけ皮膚の露出を避けましょう。ゴーグル等で眼を守ることも大切です。傷口がある場合はきちんと防水保護をしておく対策も必要です。
また野生動物には触れないようにしましょう。思いがけず触れたり、噛まれたりした場合には、清潔な水道水でよく洗い、その後の変化をよく観察しましょう。
レプトスピラ症に限らず、早期発見による適切な治療がとても大切です。効果が期待される抗生剤があっても、感染が重症化してからでは間に合わないこともあります。
医療機関では、問診時にくわしく経緯を伝えましょう。具合が悪いほど、必要な情報を伝えきれないことがあります。
できれば身近な人に付き添ってもらう、一人で行く場合にも体調不良に至るまでの経過をメモにしておくなどすると良いでしょう。
コメント